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“The beginnig place yama”

序章3

解体作業は本当に大変だった

先が見えない、とある子に小さい方の部屋を倉庫に使っていいからから解体やってと

お願いしたけど、1日でギブ

ボロボロの板や背丈にまでなった裏庭の雑草

本当に色々なもので溢れかえっていた、

そもそも自分ひとりでやろうと思うほうがおかしかったと気付くまでに結構時間が掛かった


なんせ、私は本当にお願いするのが苦手なんです

GIVE&TAKEのバランスが絶妙な天秤座なもんで、本当に借りたら倍返ししたくなるほどで

夜も眠れなくなってしまう

でも、そんなことを言っている場合ではないのだ

自分ではどうにもならない領域なのだ


意を決して、島の大工さんにお願いしてみたら

なんとも、簡単な返事で“おお、いいよ”と

えええええええ

いいんですか?と何度も聞いてしまった

ありがたい、ありがたい

本当にありがたい

しかも、タイミングよくすぐやってくれた

その早さたるや、あっという間であのうだうだしてる時間はなんだったんだろうかと

悔やむほどに意とも簡単になにもない“ハコ”になったのだ

それが仕事だからね、そりゃ早いです

すごい仕事だな

そして、ちゃんとお願いをすれば、やってくれるのですね、勉強になりました

もちろんお金は必要だけど、プロの仕事は素晴らしいよ


そんなこんなで、いよいよ進んでいくんですね?

書きながら甦る記憶、自分を見失わないように進んでいく


 
 

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