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“The beginning place yama”

  • 2025年5月26日
  • 読了時間: 2分

序章2

始めから生死の話をしてしまったのだけど

私にとっては、暗い話ではない

死ぬことは必ず訪れることで、どんな風に生きていたかを

誰かに思い出してもらえて案外幸せ、輪廻転生を信じている私にとって

次の道に進めることに恐怖はあまりない、なんて


こんなことを話すための場ではないのに、ごめんなさい

そう、このお店が始まるひとつもふたつも手前の話


その方には、ご家族はおらず、30年以上会っていなかった妹さんがいらっしゃるのだけど

仕方なしに来られた様子で困った顔でどうしたらいいかもわからずに、

呆然とした様子で部屋を片付けて、写真もいらないって帰っていった


少し経って、このお家のことが気になった

その頃はまだ、お店を持ちたいとか全然思っていなかったけど、

なんだか気になって、役場に問い合わせて

あの妹さんが困っているということを知り、では私がということになった


それから手をつけるまでに、実は一年半以上そのままにした


やはりそこでお亡くなりになっていることもあり、一年は魂があると言われたので

そっとしておいた

いよいよ、手をいれようというときには、色々なものがそのままだったせいか

かなりなものだった

役場のひとたちや妹さんが片付けたものは、ほんの一部だけだった

これは少し教訓、終活ってほんと大事

もちろん世の中には、お掃除やさんとかいるけど、生前にちゃんとお願いしておかなきゃだめ

家族にも迷惑かかる

全部捨てるものだけど、開けていないものとか、きれいなものとか

もらいなよ、とか言われたけど、欲しいと思う?赤の他人のものだし、

これは本当に困った、だから私はきれいに身ひとつになってから消えようって心から思った

そんなこんなで、終わりの見えない片付けと底の抜けた床と落ちた天井を眺めながら

しばし途方に暮れたんだ




 
 

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